どんなにスマートに見える女性でも余分な脂肪の悩みはあります。どんなにがんばってダイエットしても余分な脂肪は落ちてくれません。ついて欲しくないところについてついて欲しいところにつかないのが皮下脂肪です。せっかく大金を出して買った洋服がパツンパツンになって着れなくなった時、悲しくなりますね。そんな時に役に立つのが脂肪吸引です。でも美容外科で一番事故が多いのも脂肪吸引。しあわせになるはずの手術で最悪の結果にならないように慎重に考えてください。
@適量の脂肪を安全に吸引するのは問題ありませんが、大量の脂肪を無理に吸引すると事故につながります。
A平均的な日本人女性で安全な吸引量は3000mlまで。できれば2000mlが望ましい量です。
Bデコボコになりやすいのが下肢の脂肪吸引。手術後のケア-も必要です。
C脂肪吸引で体重は減りません。まずは体重コントロールをしてからです。
 簡単に脂肪吸引ができると宣伝しているクリニックは要注意です。皮下脂肪を吸引して取るために必ず内出血が起ります。
 当院では安全な細いカニューレを使って丁寧に脂肪を吸引します。手術後は圧迫固定を行い腫れが取れたらマッサージでさらに形を整えます。打撲した後と同じように腫れたり痛みが出たりします。部位と量により数日間のお休みが必要です。

[脂肪吸引手術法]

手術前の検査
 脂肪吸引手術は美容外科では侵襲の大きな手術です。女性は貧血の方が多く、貧血のまま手術をすると輸血が必要になることもあります。貧血の有無、出血傾向・肝機能・腎機能・感染症などの血液検査をします。
吸引量と麻酔方法の相談
 脂肪吸引では局所麻酔剤を使います。局所麻酔薬を注射する時に痛みがありますので注射をする時に静脈麻酔を併用します。範囲が広い場合は全身麻酔です。全身麻酔は麻酔科専門医の先生にお願いします。
脂肪吸引
 ストローのような細い管の先に穴が開いた吸引管を体の中に入れ真空ポンプで陰圧をかけて脂肪を吸引します。キズは5mm程度しかつけません。脂肪はツブツブオレンジジュースのようになり吸引されてきます。下腹がぽっこりした方で1000mlも吸引するとかなりすっきりします。吸引する時に組織がデコボコにならないように大事な神経や血管を傷つけないように注意して吸引管を操作します。吸引が済んだらキズ口を縫合して手術は終了です。
術後のケア-
 部位によって違いはありますが手術後は打撲の後のように腫れや内出血があります。デコボコにならないようにサポーターや弾性ストッキングで患部を圧迫します。腫れを早く取るようにお薬をつけてマッサージをします。キズ口は手術後一週間で抜糸してテープを貼ります。手術後1〜2週間で内出血は引きアザもとれてきます。吸引した箇所が硬くなったり少しつっぱった感じがすることがありますが、薬をつけてマッサージをすると早く快くなります。

[Q:リバウンドはありますか?]

A:一度吸引した脂肪細胞はガン細胞のように再発したり増殖はしません。ただし体重が増えると吸引していない部分の脂肪は増えます。内蔵脂肪はどんなことをしても取れません。腸間膜など内蔵につく脂肪でお腹がでてくることは考えられます。せっかく脂肪吸引をしたのですから太らないように食事や運動に気をつけることです。

[Q:仕事は休まずにできますか?]

A:痛みの程度には個人差がありお仕事の内容にもよります。吸引量や部位によっても違います。できれば手術後数日間はお休みが望ましいと思います。お仕事の内容をご相談ください。


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